こんにちは、クロボンです。
ホームセンターは品揃えが豊富で、見ているだけでも面白いですよね。
近頃お家時間が増えたこともあり、DIYが復旧してきている中ホームセンター各種利用が増えていると耳にするようになりました。
ホームセンターは各種特色があり、結構お気に入りが分かれるところでもありますが、今回は地元茨城を本拠地に構えるジョイフル本田について分析してみたいと思います。
ジョイフル本田
基本情報
企業名 (コード) | 株式会社ジョイフル本田(3191) ホームページ |
業種 | 小売業 |
特色 | ホームセンター大手。関東1都5県で5万平方メートルの超大型店を展開。40万点以上の品ぞろえに強み |
連結事業 | ホームセンター |
設立/上場 | 1975.12 / 2014.4 |
市場名 | 東証1部 |
決算 | 6月20日 |
資本金 | 120億 |
関東圏で大型ホームセンターを出店しています。
特色にある通り1店舗当たりが超大型なのが特徴的で、中を見るだけで結構な運動になります。
公式ページでも各店舗の大きさを東京ドームで表現されており小さいので0.4個分、大きいのだと5.1個分と表記されておりとても大きいです。
店舗数が15店舗と非常に少ないですが、ホームセンター事業で売り上げは高い方に位置しています。
株価チャート

2015年6月に株式を1株→2株へ、2018年6月に株式を1株→2株へ変更しております。
分割を何度か実施しているので、チャートは見ずらいですが安定から最近はチョイ下げ程度ですね。
コロナ禍では大きく崩れることなく、上昇傾向であったので落ち着いてからがどうなるかちょっと気になります。
稼ぐ力

売上高が年々落ちてきているのでちょっと気になる所ですが、2021年は久々に回復予定となっております。
店舗が少ないので、1店舗でもお客が離れると影響が大きそうです。
ただ営業利益率は徐々に改善傾向を維持してきているので、利益を得られる体制は整ってきているのではないでしょうか。
守る力

2017年6月に500億を超える公開株式買取を行っているので、現金が一時的に大きく下がっていますが積極的な自己株取得によるものなので問題ないと考えております。
たびたび譲渡益が入ったりしていますが、現金は着実に保持、増加傾向でいいと思います。
自己資本比率は60%を超えているので、企業存続としての力は十分だと思います。
収益性

2020年はスタンド売却やグループ再編による特別益が発生しています。
EPSは特別益の影響もあったりしますが、平均で見れば徐々に伸びてきているのではないでしょうか。
ROEも徐々に上げてきており、近年は10%近い値となっているので大分効率が良くなってきていると思います。
配当性

配当性向を30以上50以下に近いように調整しながら、安定的に捻出できていると思います。
配当金も徐々にですが増配傾向なので、しっかり還元姿勢が出ていると思います。
株主優待
品名 | 株数 | 内容 |
自社商品券 又はお米 | 100以上 400以上 2000以上 4000以上 | 2000円分 又はお米2kg 4000円分 又はお米5kg 8000円分 又はお米10kg 16000円分 又はお米20kg |
株主優待は、店舗で使える買い物券かお米に変えることができます。
株主優待の利率はざっくり1.3%程度となっております。
店舗を利用できる人は、2000円位はしっかり使ってしまうと思います。
関東圏以外の人だと選択肢的にお米になってしまうので、ちょっと割が低くなってしまうかなと感じます。
まとめ
大型ホームセンターの小売り事業
売り上げは伸び悩むが、利益率が上昇傾向
収益性は徐々に改善傾向
現金、自己資本は高いので安定性は高そう
配当は年々増配傾向である。
株主優待があるが、店舗が1都5県で全国的に使いにくい
以上から短期、高配当目的の投資には少し厳しめかなと思います。
ただ長期的に見た場合、増配傾向であることと自己資本が高めであることから安定傾向は変わらないと思うので、優待などを楽しめる方にはいいのではないでしょうか。
課題としては、店舗数が少ないので色んなホームセンターの出店で、お客がとられないかが少し心配な部分があります。
個人的に通販などの拡充で販売経路などは増やせないのかな。
そうすれば全国選択肢で優待も使えるようになるけど、色々厳しいか…
最後に
以上ジョイフル本田の分析でした。
店舗数が少ないので全国知名度はなさそうですが、店舗が本当に大きいので見に行くだけでも楽しいですよ。
最近は本当に工具を買う人が周りに増えてきている感じがします。
自分は結構不器用なので、たぶんDIYには手出し出来なさそうです。