こんにちは、クロボンです。
インターネットの発達で、オンラインで家電を購入する機会が増えましたが、今でも電気屋に行って実際に商品を見比べるのは楽しいですよね。
家電量販店もさまざまなテンポがありますが、今回は北関東を地盤とし自分もよく行くケーズホールディングスについて分析してみたいと思います。
ケーズホールディングス
基本情報
企業名 (コード) | 株式会社ケーズホールディングス(8282) ホームページ |
業種 | 小売業 |
特色 | 北関東地盤の家電量販。デンコードーなど買収し全国区へ拡大。現金値引きと郊外出店に特徴 |
連結事業 | 音響商品2、映像商品13、情報機器25、家庭電化商品37、季節商品17、他6 <20・3> |
設立/上場 | 1973.9 / 1988.4 |
市場名 | 東証1部 |
決算 | 3月31日 |
資本金 | 181億2500万円 |
北関東を地盤とする家電量販店です。
街中よりは郊外に大きめの店舗多く、現金値引きと赤い看板のイメージがあります。
関東中心だったんですが、ここ最近は全国に出店を行っています。
株価チャート

2016年5月に株式を1株→2株へ、2018年3月に株式を1株→2株へ変更しております。
チャート的には上下を繰り返しながらも、下値は着実に切りあがっていると思います。
株価が下がったところでも積極的に自社株買い・処分を行っているので、結構株価は気にしているのではないでしょうか。
稼ぐ力

売上高は結構安定している感じです。
営業利益率も改善傾向が続いているので、しっかりと収益体制が構築出来ているのではないでしょうか。
2021年は巣ごもりの特需で大幅な増収が見込まれております。
守る力

自己株取得や、業務提携解消が2015年~2016年にあったので、この辺で現金の増減は大きいですが、通しで見れば着実に増やしているので対応力は高まっていると思います。
自己資本比率も着実に改善を繰り返し60%を超えているので、企業存続としての力は十分だと思います。
収益性

EPSは100前後を基準として大きな変動がないので、安定的に収益を得られているのではないでしょうか。
ROEも10%近い値を出せているので、効率的に運用できていると思います。
2021年は特需の影響で大幅な増加となる予想です。
配当性

配当は1~2年程度の間隔でしっかりと増配が続いていますね。
配当性向も近年で30%に突入しており、ケチらずに余裕を持ちつつ還元されていると思います。
余程の事がない限り、大きな減配はないと思います。
株主優待
品名 | 株数 | 内容 |
自社商品券 | 100以上 500以上 1000以上 3000以上 6000以上 10000以上 | 1000円分 3000円分 5000円分 10000円分 20000円分 30000円分 |
自社商品券 1年以上保有 | 100以上 500以上 1000以上 3000以上 6000以上 10000以上 | 2000円分 4000円分 7000円分 12000円分 22000円分 32000円分 |
株主優待は、店舗で使える買い物券を3月、9月の2回貰うことが出来ます。
株主優待の利率はざっくり1.3%程度となっております。
1000円程度でも、電池などの消耗品を買うと考えれば使い勝手は良い方ではないでしょうか。
最近に長期保有で優遇になったので、個人を長い間止めておくのにはいいと思います。
まとめ
北関東中心で全国出店を目指す郊外の電気屋
売り上げは改善傾向、巣ごもり特需
収益性は安定的
現金、自己資本は高いので安定性は高い
配当は年々増配傾向である。
株主優待に長期保有優遇を備え、保持のメリットを増やす
以上から長期保有銘柄としては、かなりいいのではないでしょうか。
増配傾向であることと自己資本が高めであり、積極的に自社株の取得も行っているので、株主への還元性はしっかりしていると思います。
配当金は株価に対し約2.6%となり、高配当としては少し物足りない部分はありますが、長期保有の拡充など株主優待と合わせれば利率が4%近くにもなるので、ケーズでお買い物をする人は持っていていいのではないでしょうか。
株価が割安と判断できるタイミングで、個人的に少し買いたいなと思います。
気になるのは、コロナ明けの特需反動がどうなるかですね。
最後に
以上ケーズホールディングスの分析でした。
地元茨城から出発した電気屋なので、自分も小さいころから電気屋はケーズでしたので、これからも頑張って欲しい企業です。